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バクーンプロダクツのヘッドフォンを試聴
バクーンプロダクツBakoon Products からミドルクラスのヘッドフォンアンプHDA-5210mk4が加わりました。
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MK3は細長い独特の形状をしていたのですが、MK4はコんパクトなハーフサイズシリーズと同じサイズになりました。MK3は韓国をはじめとしたアジアから欧米でも広く愛された人気機種でした。
おそらく生産国の日本が一番知名度も無く売れてもいない。。欧米のオーディオサイトにはフォーラムもある程人気のあるバクーンプロダクツですが、いや実は松坂牛のように某国では商標登録問題で裁判で争うくらい知名度と人気があるんですが。。
日本では、全く宣伝をして来なかった事も原因ですが、、最近はオーディオ誌で特集を組まれたりで、少しずつ知名度が上がって来て当店としても嬉しい限りです。
話逸れましたが、HDA-5210MK4です。MK3から形状も変わりましたが、音も更に洗練されたモノになりました。もともと海外では、その非常に優れたパフォーマンスが口コミで広がって人気になったのですが、更にその上を行っています。
MK4からはSATRI-ICは全てのモデルでUL仕様のみなり、アッテネーターは、金属被膜抵抗と無誘導巻線抵抗の2種類に、ヘッドフォンアンプHDA-5210はノーマルのヴォリューム仕様が無くなりました。
どこまでも見通せそうな程、音の透明度が非常に高く、透き通るように高域まで伸びていく大滝詠一は印象的。音の粒立ちは非常に細かく繊細で軽やか。音の輪郭もしっかりしていて曖昧なのことがないのは、背景もとてもとても静かだから。MK3時代は背景が静か過ぎて普通なら気にならないノイズが逆に聴こえてくるという事も、MK4には無い、只ひたすら静か。スタジオで収録時にマイクのポップガードを通して聴こえてくる中島美嘉の息吹や歌い始めのわずかな息の吸い込み音も聴こえてくる。音の歪みやノイズといったものも無い。強いていうなら、音を強調させたり、する事はなく、ストレートに伝えて来るので、重低音を好む向きには、低音が物足りなく感じるかも知れませんが、通常であれば、全く気にならないはず。
今回は電圧入力からの電圧出力と電流出力を聴き比べてみたのですが、電圧出力でも十分満足のいく音だったのですが、電流出力に変えると明らかに一枚薄い霞が取れたように輪郭や明度、音の伸びが上がりました。ただここは、好みの分かれるところでは無いかとも思います。人によっては電圧出力くらいの方は丁度良いと思えるかもしれません。
高性能アッテネーターを使用する事で音量を下げていっても音が痩せる事もなく音質の劣化も感じないので、静かな環境であれば小音量でも十分音楽を楽しめます。
また、バクーンサウンド全体に言える事ですが、音に変な突き刺さるようなトゲが無いので、長時間聴いていても聴き疲れはしないのも美点です。
人気のオーディオアクセサリー


YARLAND JAPANヤーランドからニューモデル
真空管アンプメーカーのヤーランドからフルモデルチェンジしたTJ88/34-P4がデビューしました。
旧モデルのTJ88/34Pもコストパフォーマンスがいい人気モデルでした。
新型のTJ88/34P-4はLEDディスプレイによる視認性の向上といった細かくところから、ボディの放熱性の改善を狙った素材変更や音質向上のための信号増幅部分、駆動回路の設計変更と多岐に渡る改善がなされています。
そしてプリメインアンプの利点を活かしたフォノイコライザー回路を新たに増設してレコード鑑賞も存分にお楽しみ頂けるようになりました! 旧モデルまでは価格優先だったのかフォノイコは搭載されていなかったんです。。
出力真空管はKT88とEL34の自在に差し替えて楽しむことが出来るので気分や音楽のジャンルによってコントラストがある力強い音が聴きたい時はKT88、芯のある落ち着いた音が聴きたい時はEL34といった感じに楽しんで頂けます。
ヤーランドといえば、天然木を活かした木目が美しい外観ではないでしょうか。聴くだけではなく見た目の満足度もかなり高いアンプだと思います。
価格を超えて一段と向上した音質と佇まいを是非味わってみて下さい。
山本音響工芸から新製品
山本音響工芸から久々に新しいヘッドシェルが登場です。
カエデ材で作られたヘッドシェルHS-7がデビューです。
カエデはとっても比重が軽く、同社が出している木製のヘッドシェルの中でも最も軽いヘッドシェルになります。
もちろん単に軽いだけではなく木目が細かく均質で優れた材料です。質量が非常に軽い分だけ、動作感度が高く、とっても軽快なサウンドが楽しめるのではないでしょうか。
仕上げは山本音響ならではの美しい木目仕上げになっています。価格も7300円(税別)とお求めやすくなっています。
是非お試しください!
バクーンプロダクツから新製品出ました。
バクーンプロダクツから掌に乗るサイズのCAPシリーズに役立つ製品が開発されました。
CAPシリーズは基本バッテリーを使用する事で、どこにでも持ち運べ、どこでも設置出来る利便性と電源部からの電源ノイズをシャットアウト出来、より高い音質を得る事が出来ます。
その一方で、使用するUSBバッテリーの性能によって、音質が左右されてしまう欠点があります。特にフォノイコライザーは影響を受け易く、気になっていたユーザーの方は多いと思います。
そこで、バクーンプロダクツが開発したのが、
PFL-3103はデバイスとUSBバッテリーの間に繋ぐ事で、電源を安定させ、ノイズを除去してくれます。またDC電源を使うパワーアンプCAP-1001にも有効です。
更に大容量のコンデンサーを搭載しているので、コンデンサーバンクとしても活用できるので、とても便利な製品です。
レコード聴いてみませんか?

スピーカーの選び方の話
オーディオを始めるに当たってアンプとともに避けて通れないのがスピーカーです。
スピーカーの種類 ー大きさ、基本形状での選び方ー

スピーカーのスペックの話


バクーンプロダクツのCAPシリーズが大人気
バクーンプロダクツの卓上サイズCAPシリーズが今お隣韓国で人気が爆発しています!!
日本でも値段に釣り合わない驚きの高音質とオーディオ誌でも絶賛されていますが、
以前から韓国でのバクーンプロダクツの人気や知名度は日本国内よりも高いのですが、コロナの影響もあり安価なCAPシリーズに注目が集まったのだと思います。
韓国のオーディオ関係のユーチューブでも紹介されて高評価を得ているようで、ここで紹介されているヘッドフォンアンプCAP-1003は何十台も入荷待ち状態になってしまいました!!
ケースはショボいけど音は柔らかくてイイね!!との評価のようです。ケースはしょうがない、出来る限り安く提供するためにコスト思いっ切り落としていますので。。
ハングル語わかる方は是非ご覧ください。
ちなみに他にもパワーアンプCAP-1001、マルチカーブフォノイコライザーCAP-1004が同じように在庫切れの入荷待ちで9月中旬ごろになる予定です。
イコライザカーブを操るフォノイコライザーアンプが登場!!
バクーンプロダクツからハーフサイズのアンプシリーズのフォノイコライザーアンプEQA-5640の最新鋭のMK4が登場しました!!
既に好評を博してるCAPシリーズのマルチカーブフォノイコライザーのCAP1004と同様に世界標準のイコライザカーブRIAA以外の5種類の古いイコライザカーブを搭載してのモデルチェンジになります。
CAP-1004との大きな違いは各部品の高品質化、大容量トロイダルトランスのアナログ電源とSATRI-LINK(サトリリンク)、MM/MCカートリッジに幅広く対応した6段階のゲイン設定、そしてバクーンオリジナルのケーシングです。
古いイコライザカーブをおさらいしますと、1950年代までのレコード業界は現在の標準イコライザカーブであるRIAAカーブ以外にも様々なイコライザカーブが混在していました。
イコライザカーブは、当時の各レコード会社がそれぞれ基準を設定、同じ会社でも録音年代によっても違う場合がありました。
が、聴きたいレコードの会社や製作年度が違う度にイコライザカーブが違っていたら、そもそもフォノイコの設定が対応出来なければ、ちゃんとした音で音楽聴けないじゃん、不便だし。となったとかならないとか。。
という事で、誰もが気兼ねなく、ちゃんとした音でレコードを聴けるようにイコライザカーブは統一しましょう、となり(たぶん)、現在は全米レコード協会=RIAAに統一されています。。
今回のバクーンの新しいフォノイコEQA-5640MK4の肝はここからで、市販のほとんどのフォノイコライザーアンプは当然現在のRIAAカーブのみ対応のはずですので、
1950年代半ば以前の古いレコードを聴くときは全然違う設定で本来の音とはかけ離れた音で聴いてることになります。
ということは、音質云々以前の問題ですね。
EQA-5640MK4は現在標準のRIAAと代表的な古いイコライザカーブのNAB, COLUMBIA, FFRR, AES, OLD RCAの6種類のカーブを搭載したイコライザーアンプになります。
それら6種類のイコライザカーブを使い分けることによって最新のレコードからお手持ちのヴィンテージ・ディスクをも本来のサウンドで堪能してしまいましょう!!というお品です。
このフォノイコを使ってを50-60年代のレコードを聴いてみると、RIAAに統一されたのが1954年あたりの筈なのに、
例えば1965年にRCAスタジオでレコーディングされたThe Astrud Gilberto AlbumはRIAAで聴くよりRCAで聴いた方が音の伸びや響きが全然良いじゃないですか、的な発見もあります。
ここのRCAスタジオは1964年にハリウッドに造られたスタジオなので、時代的には普通にRIAAだと思うのですが、、もしや、ここで60年代にレコーディングされたアルバムはRCAカーブの方が良いのかもしれません。。
調べた感じだとDECCAあたりも60年代はFFRRでレコーディングしている物もあるようなので、
1960年代のレコードの多くが、実はレコード会社がRIAA以前に設定していたオリジナルのカーブをちゃっかり使っていたりするのではないか?と聴き比べてみるのも楽しみの一つかも知れません。
何れにしても、古いレコードを聴いていて、なんか音がこもっているとか、所蔵しているヴィンテージの本当の音を聴きたいと思っているアナログファンには目から鱗のオススメアイテムです。
ちなみに海外ではバクーンプロダクツの知名度と製品への評価は非常に高く(社名の特許を勝手に申請されて裁判沙汰になる程) CAP-1004は飛ぶように売れている今ホットな製品です。